昨日の続き.
列の事例数は,その列にある枠内の事例数の総和のため,である.とより,
が成り立つ.これが確率の加法定理(sum rule)である.
は他の変数についての周辺化,すなわちについての足し合わせであるため, 周辺確率(marginal probability)と呼ばれることもある.
の事例だけを考え,その中でのの事例の比率をと書き, が与えられた下でのの条件付き確率 (conditional probability)と呼ぶ.
これは列の点の中での枠内にある点の数の比率であるため,
となる.
, およびから次の関係を得る.
これは確率の乗法定理(product rule)である.
今日はここまで.