一日坊主

雰囲気でやっている

PRML上巻 P11-13

1.2 確率論

確率論(probability theory)は,不確実性に関する定量化と操作に関して一貫した枠組みを与え,パターン認識の基礎の中心を担っている.

確率に関する2つの基本的な法則がある.

  • 確率の加法定理(sum rule of probability)
  • 確率の乗法定理(product rule of probability)

2つの確率変数X, Yを考える. Xは任意の値x_i (i=1,\ldots,M)Yは任意の値y_j (j=1,\ldots,L)を取れるものとする. XYの両方についてサンプルを取り,全部でN回の試行を行う.そのうちX=x_i,Y=y_jとなる 試行の数をn_{ij}とする.また,Xが値x_iを取る試行の数をc_iYが値y_jを取る試行の数をr_jとする.

このとき,Xx_iYy_jを取る確率をp(X=x_i,Y=y_j)と書き,X=x_iY=y_jの同時確率(結合確率; joint probability)と呼ぶ.

これは,i,jという枠内の中にある点の個数を点の総数で割った数であるため,

\displaystyle{
p(X=x_i,Y=y_j)=\frac{n_{ij}}{N}\tag{1.5}
}

で与えられる.

同様に,Xx_iを取る確率をp(X=x_i)と書くと,i列にある点の数を点の総数で割った数で,

\displaystyle{
p(X=x_i)=\frac{c_i}{N}\tag{1.6}
}

となる.

眠いのでここまで.